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「オッパって呼んで!」
「ウニョクオッパ……」
「よくできました」
ウニョクオッパは、私の頭を撫でてから何処かに行った。
「麻奈美ちゃん」
「は、はい」
イトゥクさんに突然名前を呼ばれ、びっくりした。
「ここのみんなは賑やかでしょ?」
「…………」
周りを見渡すと、子供みたいに騒いでいた。
「……そうですね」
「どう?住まない?」
「………やめときます」
「どうして?」
イトゥクさんが顔を覗き込んできた。
「私には……合わない」
私は、それだけ呟くと荷物を持ちリビングを出た。
「麻奈美ちゃん!」
イトゥクさんが追いかけてきたけど、無視をして逃げた。
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