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その日の夜。
「マネージャー」
ヒチョルさんに呼ばれ、近づくと
「お前、女だろ」
耳元でこっそりと言われた。
「や、やだなー。僕は男ですよ」
なんでバレてるの?この人……危険すぎる。
「嘘ついたって無駄。俺にはわかるぞ」
ヒチョルさんは鼻で笑い、部屋に戻っていった。
「はあ………」
「どうしたの?」
ソファに座ると、イトゥクさんが私の隣に座った。
「いや……なんでもないです」
はは、と苦笑いを浮かべると
「僕には言えないこと?」
「………」
そう言われると、言った方がいいのかな?って思っちゃう。
「ちょっと来てください」
イトゥクさんの手を引き、私の部屋に招いた。
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