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「こっちにおいで」
再び手を引かれ、リビングに向かった。
「ヒョン、ただいま」
「おかえり……お客さん?」
読書をしていた男の人が立ち上がり、繋いでいた手を見た。
「あっ……」
私たちは繋いでいた手を慌てて離した。
「君は誰?ペンの子かな?」
男の人は目線を合わせてくれた。
でも、子供扱いされてる。
もう17歳なのに……
「麻奈美です。でも、ペンじゃない」
「え?」
「あなたたちは一般人なのに、なんでペンなんか……」
ムカムカしたから鼻で笑ってやった。
「僕たちのこと……知らない?」
ソンミンさんが可愛く首を傾げた。
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