宮瀬 龍輝 みやせ たつき
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不思議だった。 自他共に認めるめんどくさがりな俺ならこんなこと絶対無いと思ってた。 姉のように気分屋でもないしむしろキッチリした方だと思ってた。 俺は、人気の無い暗い路地にいた。 振り返れば、俺が先ほどまで歩いていた賑やかな大通りが見え、ここで初めて自分が道を間違えたと自覚した。 不思議だった。 まるで何かに惹き付けられてるような、そんな感覚が身体中を巡る。
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