宮瀬 龍輝 みやせ たつき

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運命って言葉を信じるか?俺は信じた事なんて一度もなかった。そんな非現実的なものは確証がなく、本人が感じたか、感じないかの差違だけだ。 『こうなる運命だった』というのは最初から事実が決まっていたことになるし、『運命は自分で作るもの』というのとは正反対で矛盾している事が分かる。 何が言いたいかっていうと、1秒先の未来すら分からない俺らにとって運命って言葉は実に便利な休憩所ではないか。運命という架空の希望に皆、夢を抱いている。
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