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しかし、自分で言うのもなんだが、意外に落ち着いているものだな。
目の前に広がる森や、見知らぬ獣を見ても案外驚かない。いや、そもそもこっちに来ちまったことに驚くべき場面なのだろう。
あれだな。不思議と落ち着いている。
あれか? 実は状況を受け止めてられなくて現実逃避に考えに没頭していたと。
ありうる。ていうかそのままであった。
さて。どうするか。
気が付いたらそこは森で、自分は大の字で草の上に横たわっている。頭上には見たこともない鳥が空を散歩していてる。周りにはあたかもジブリのナウシカに出てくるような深緑の森が広がっている。
さて、一体どうしようか。
「取り敢えず、暑いから水が飲みたい……。」
俺は気の向くまま川を探してみることにした。
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