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ク「ニー・・・ナ」
ニ「ご主人」
ク「僕行かなきゃ・・・ルルを・・・助けないと・・・」
ニ「嫌だにゃ!それでご主人が死んじゃったら駄目だにゃ!また前みたいにニーナ達の前から居なくなるなんてニーナ嫌だにゃ!」ポロッ
叫ぶニーナの目から涙が溢れ出しクロに言う
ニ「ニーナは知ってるにゃ!ご主人は自分の魔力で自分自身を傷付けていることを!」
ク「なんでそれを・・・」
ニ「あの夜偶々起きた時聞こえたにゃ・・・・・だからもう自分を傷付けるなんて止めて欲しいにゃ!」
ク「ニーナ・・・・・・ごめん【昏睡の息吹】」ヒュゥゥゥ
ニ「にゃ!ご・主・・人・・・」パタンッ
ク「っ・・・ハァ、ハァ・・・」ギシッ
クロはニーナを眠らせベットを出て出口へと向かう
ロ「行くのかクロ」
ク「ロイ・・・止めたって無駄だよ。僕は行く、ルルを取り戻す」
ロ「お前はルルが好きか?」
ク「・・・・・・・・うん」
ロ「なら行きな。惚れた女をその手で取り戻して来な。俺達は手助け出来ないがお前なら大丈夫さ・・・だから必ずルルと二人で戻って来い」スッ
ク「・・・・・フフッ、そのつもりさ」トンッ
ロイの差し出す拳に自分の拳を打ち合わせ
ク「行ってくるね」
未だ寝ている皆にそう告げ仮設医務室を飛び出した
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