Chapter.1

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そうして11階まで上がってきた2人は魔方陣から一歩踏みだして廊下に出た。 エレナは辺りを見回し壁に見取り図がかけてあったのを発見したので、見取り図を見た。 「エントランスも凄かったけど廊下もすげぇな!ほんと寮の規模を超えた寮だな!! 部屋は何処だった!?」 カイトは早く部屋を見たいのかエレナに聞いた。 「はぁ…あんたも自分の部屋ぐらい自分で探しなさいよ!!」 (だいたいなんでわたしがカイトの部屋まで見てあげないとだめなのよ!!) そう言って愚痴を呟きながらカイトの方を横目でチラリと見ると顔をキラキラして待ちきれんばかりにエレナを待っていた。 「ほら、部屋はあっちみたいだから行くわよ」 エレナは部屋の場所を把握してカイトを連れていった。 部屋の前に行くと、扉の横にカードキーを差し込む様なものがあり、カイトは手帳をそれに通した。 「んじゃ、お先に部屋入るぜ?」 そう言いながら部屋に入っていったカイトを見てエレナも中に入った。 「お~すげぇ広いなぁ!でも一人部屋にしては広すぎるし(笑) まぁとりあえず荷物置いてエレナの所に行くか」 カイトは荷物を置いてエレナの部屋に行こうと外に出た。
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