Chapter.2

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「・・・・・・zzz」 寮に入り荷物などをまとめたカイトはいつの間にか爆睡していた。 彼が気持ち良く夢の中ではしゃいでいると突然インターホンがなった。 ピンポーン、ピンポーン 「・・・あのばカイトの奴まだ寝てるわね~。相変わらず朝に弱すぎるのよまったく」 カイトの部屋に訪れたのは他でもないエレナであった。 扉の前で一人言をつぶやいて数秒本来なら開くはずのない扉が開いた。 「ふふっ、これぐらい乙女にとってはなんの障害ではないのよ。」 意味の分からない一人言を呟いて部屋に入っていった。 「さてバカイトー!!起きなさーい!!」 ペシッペシッ、ガンガンガン、ドンドンドンドン 起こし方は内緒です。 「ふぁー・・・あれエレナなんでいるの?」 やっと目を覚ましたカイトがエレナに気がついた。 「あんたを起こしに来たのよ!朝ご飯つくるからささっと顔洗って着替えてらっしゃい!!」 「はーい」と昨日までの元気が嘘のように元気のない返事をしてカイトであった。 「んんーいい匂い!エレナはいい嫁さんになれるな!!」 ここでカイトが制服に着替えてダイニングに戻ってきた。 「なっ////なに馬鹿なこと言ってんのよ!!遅刻したくないから早く食べちゃってよね!!」 いきなりのカイトの発言に照れていた。 「ぷぷ。ふー相変わらずエレナの作ったご飯はおいしいな!ご馳走様でした!!」 「当たり前でしょ!わたしを誰だと思っているのよ!!」 褒められたエレナは褒めらて満更でもなさそうに喜んでいた。 「ところで今日はなにするんだろうなー」 カイトがコーヒーを口に含みながらエレナに聞いてみた。 「さぁ?でも初日だしとりあえず自己紹介とか学校の簡単な説明で終わるんじゃないかな?」 エレナは人差し指を口元に当てながら答えた。 「なるほどねー。あっもうこんな時間じゃん!!もう行こうぜ!」 エレナの返事に納得したところで時間に気付いた。 「あっ、ほんとだもうこんな時間か。たしか8時30分に教室だったわね」 エレナも時計を見ながら返事をした。 時刻8時00分 2人で一緒に学校に向かうのであった。
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