Chapter.2

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---同時刻ギルド『天使の涙』--- コンコン 「キースです。 入ります」 ギルドマスターの部屋に訪れたのはキースであった。 「はーい。どうぞー」中から返事があったので中に入った。 「おはようございます。マスター。」 キースはリーフェを見ると同時に挨拶をした。 「もう!ここにいる時はリーフェでいいって言ってるじゃない!あれキース1人?」 名前を読んでくれなかったキースに対しちょっと拗ねていた。 「んっあの馬鹿は知らん。」 キースは本来ならもう一人いるはずのマルスを思い浮かべていた。 バタバタバタ、ガチャ 「おはよーございます!すいません遅れました。」 慌ただしく入ってきたのはマルスであった 「おはようマルス。朝から相変わらず元気ね。」 マルスに若干呆れながらも2人揃ったことでリーフェは話を始めた 「さて、今日からあなた達には長期任務ということでセントレア学園に編入することになっています。まぁ学校ついたら学園長室にでも行きなさい。あなた達をよーく知ってる人が説明してくれるわ」 「わかった。」「了解でーす!」 リーフェから軽く説明を受けた2人は返事をした。 「あっそうだ2人とも学校ではこれ付けてなさい。」 そう言いながら引き出しから出した物は腕輪だった。 「これは魔封具か」 「そうよ。あなた達の魔力は今の状態でも多いからね。それ付けとけばとりあえずちょっと魔力の多い学生ぐらいにはなるはずだから」 リーフェそう言いながら腕輪を2人に渡した 「おっ、おっおぉー!これスゲー」 マルスは腕輪をしながら感想を述べていた。 「ふむ・・・たしかにこれはかなりいい魔封具の様だな」 キースも魔封具を見ながら頷いた。 「当たり前よ。それ最高ランクの魔封具なんだから。それでもまだ多いんだから気をつけてよね」 リーフェはなぜか胸を張りながら満足してしいた。 「おっともう8時00分か俺達はそろそろ行くよ」 時間に気付いたキースがリーフェに言った。 「えぇ・・・2人とも頑張ってらっしゃい」 リーフェはそう言うと微笑みかけた 「任せといてよ。マスター!!」 親指をグッと突き出しながらマルスは笑った 「それじゃ行ってきます」 マルスに呆れながらもキースを挨拶を済ませた。 「「転移」」 8時00分 2人も学校に向かった
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