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「どうだった?」
気になった俺は竜に問いた。すると竜は静かに口を開けた。
「誰一人学園に来ていない」
「俺ら以外か?」
「あぁ」
そこで沈黙。何秒後かに誰かが言った。
「始業式の日間違えたとか?」
「そうかも」
「それ以外考えられない」
「じゃあ帰ろうぜ」
話を勝手に進め一人の生徒が立ち上がり、カバンを持ち教室を出ようとした。
「ちょっと待て!」
それを追いかけ竜が必死に止めようとした。
その刹那、
...あれ?視界が眩む。何かみんな倒れてないか?眩んでるのは俺だけじゃないのか...
次の瞬間、目の前が真っ暗になった。
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