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私立光乃(ひかりの)学園。それが俺、神崎始(かんざき はじめ)の通う高校だ。
勉学に部活にと常に上位であり、学園に認められた者しか入学出来ない超エリート学校。
生徒数は一般的だが、光乃の生徒は何かしらの才能を持っているのだ。
例えば、足の速さが世界一とか絵の上手さがピカソ並とかそんなんだ。
それが入学の条件というわけだ。
超エリート学校だけあって卒業後の進学、就職率100%というこの学園の特権もある。
そこら辺は流石超エリート学校だ。
そんな光乃学園は他校からこう呼ばれている。
全学校の”希望の光”と。
毎年、志望者もごまんと来るが入学出来るのはその中の一握りの人間だけで入学出来た者の喜びは、正に歓喜と言える。
そんな光乃学園に今年で三年目の俺達、新三年生は始業式の今日、早々と学園に登校していた。
教室は久しぶりの再開に黄色い声が馬鹿でかい声がごった返している。
クラス分けは校門前に貼り紙があったのでその通りにした。今年は3-Bだった。
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