2人が本棚に入れています
本棚に追加
僕の名前は「阿葉風 透」
15才。
この学校に入って10日経ったけど、
案外、慣れるのが早く、
友人も5、6人。
クラスの人とはもうある程度話した。
そして4月25日。
ついにこの日、「オカ研」スタートである。
僕は放課後、職員室で顧問の先生を待っていた。
友人達からは「何故オカ研!?」といわれたが、
僕からして見れば、何故、あの『オカルト研究部』に入らないのか謎だった。
(まぁ、彼らは『ウワサ』を知らないから無理もないが・・・)
そうして10分後、ようやく顧問の先生がお見栄に。
顧問の先生は
『久留味川 忠之介』
と言うらしい。
僕は軽く挨拶し、早く部活を始めて欲しく思う。
しかし予想に反し、顧問の対応は雑で、適当に部室がある場所を説明し、
今日は取り敢えず、そこでやって欲しいと指示した。
僕は胸にある不満を押し込み、部室に向かう。
そして部室がある『5階』
ようやく長い階段を通り抜けた僕は、一息つき、再度部室を探す。
そして・・・
薄暗い、隅の方に、
『オカルト研究部』
と、古ぼけた厚紙に書かれた部屋を発見する。
僕は恐る恐る中に入る。
そしてここが、『弟』と初めて会う、最悪な場所なるなんて知るよしもしなかった・・・・
最初のコメントを投稿しよう!