昔のお話

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知能を持った生物だけで言うのなら、この世界は大きく分けても2つの生物が存在している。 《人間》と《魔族》 《人間》とは言わずもがな我々人類である。 《魔族》とはそれ以外の高度な知能を持った生物全般である。 非常に大雑把な区別の仕方かもしれないが、奴ら《魔族》から見てみれば我ら《人間》にだって様々な人種や国籍があるのを無視して全て同一の《人間》として捉えているだろう。 全く、奴ら《魔族》は何を考えているかまるで分からないが触らぬ神に何とやら、世界の中心である境界の先、奴らの住まう《魔界》にさえ足を踏み入れなければ何も恐れる事はないのだから。 第8代セントラル国王 トート
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