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迫る危機
沙哉が拐われてしばらくたった。
真里奈はちひろは夕食の準備を行っていた。
「まりり、そこにある醤油とってくれない!!」
「はいよ!!てか、さぁちゃん遅くない?」
「たしかに!?夕食までには帰ってくるって言ってたよね?」
「言ってた!仕方ない探しに行くか(-_-;)ちいちゃん後、任したからな!!」
「えっちょっ…あ~あ行っちゃった(^_^;)頑張ってね♪」
ちひろは真里奈の行く姿を後ろから暖かい目で見送った。
その頃、紗千枝、菜歩、眞子の三人は村に買い物に来ていた。
「夕食はまりり達に頼んでるし、買うものも買ったし、団子でも食べに行く?もちろんまりり達には内緒で(^-^)」
「いいよ♪なら今一番人気の団子屋に行こうよ!!」
「いいね!!ならさっそく行こう!?」
紗千枝の一言で、団子屋に向かった。
すると、前から沙哉を探しに家を出てきた真里奈が走って来ていた。
紗千枝は真里奈に気づき「まりり~」と手を振りながら声を掛け近づいて、それを菜歩、眞子はゆっくりとついていった。
「まりりが何でここに居るの?」
「さぁちゃんを探しに!」
「えっ!お姉様まだ帰ってきてないの!」
真里奈に沙哉が帰ってきてないのを知らされて紗千枝達は驚いた。
「それで、ここに居るわけね!で!ちいちゃんは家?」
「家で夕食作りを頼んできた!それとさっきから胸騒ぎがするから早く見つけるぞ!!」
「わかった!!なら、私はまりりとお姉様を探すから菜歩ちゃんと眞子ちゃんは家に帰ってちいちゃんと一緒に夕食作ってて!」
「「わかった!?」」
そう言って菜歩と眞子は急いで家に帰っていった。
「さて、何処から探す?」
「その前にちょっと行きたい所があるんだけどいい?」
「別に良いけど!!何処に行くの?」
「ちょっとな★」
真里奈は紗千枝と一緒にある場所を向かった。
その頃、あゆみは神社の奥で封印術の修行を行いながら真里奈が来るのを待っていた。
真里奈は家を出てすぐあゆみに連絡をしていた。
「そろそろ真里奈も着く頃だしあれを出しておこうかな♪」
修行を一旦止めて、部屋の棚から一つの小さな箱を取り出した。
箱の中身は何か文字書かれている札が二三枚入っていた。
「でも何で今頃札なんか要るんだろう?」
疑問に思いながらも箱を持って外に出た。
外にに出ると運よく真里奈達が走ってくるのが見えた。
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