迫る危機

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クナイを構えた恭晃と真里奈を見て上田はニヤリと笑った。 「女~仲間がどうなってもいいのか?」 「何!それはどういう意味だ!!」 「これなんーだ♪」 「それはさぁちゃんの!」 上田が見せたのは沙哉が身に付けていた、叔父から貰った玉の首飾りだった。 「何でお前がそれを持っている(怒)」 「さぁな♪教えてほしけりゃてめぇの玉をよこしな★ついでに後ろに居る女の分もな!!」 「姫ちゃんは関係ねぇ(怒)」 真里奈は怒りでだんだん周りが見えなくなってきていた。 それに気づいた紗千枝は恭晃に小さい声で声を掛けた。 「あの恭晃さん!!」 「どうした?」 「まりりは怒りでだんだん周りが見えなくなってきています。それを止められるのは恭晃さんしかいません。なので…」 「心配すんな♪もし暴走しても真里奈は必ず止めてやる!!だからそんな悲しそうな顔をすんな♪」 紗千枝はそう言われて安心したのか涙がでてきた。 それを恭晃は見て見ぬふりをした。 「たく、そろそろ行かせてもらうぜ♪お前らもやっていいぜ★ただし女は石松さんの所に連れて行くからあまり傷つけるなよ!!」 「「わかったよ!?」」「めんどいな(-_-;)」 そう言って上田達は真里奈達に攻撃を仕掛けてきた。 「姫ちゃんは先に行け!?」 「まりりは?」 「こいつらを倒したらすぐに行く!?だから行け!?」 「わかった!!必ず追いついてね!!」 紗千枝は真里奈にそう言葉を残し湖を後にした。 上田はそれを見逃すはずはなく「政岡!!」と指示をだした。 指示をだされた政岡は「はいよ!!」と言い紗千枝を追おとした。 だが、恭晃がクナイを投げて紗千枝を追うことができないようにした。 「チッ(`Δ´)てめぇから潰してやるよ(怒)」 「やれるもんならやってみろ(怒)」 恭晃と政岡はお互いにクナイを構えた戦闘態勢にはいった。 戦闘態勢にはいった中、真里奈は上田の仲間である土井と梅木を相手にしていた。 「あまり傷つけるなよと言われてもなっと(^_^;)」 「仕方ないだろ!!石松さんの所に連れて行かないといけないんだから(^o^;)」 「隙あり(怒)」 真里奈は土井達が話してる最中攻撃を仕掛けたが簡単に止められ逆に蹴りをいれられ木に叩きつけられて気を失った。 恭晃はそれに気づき助けに行こうとしたが政岡に邪魔をされてしまった。 「人の心配より自分の心配をしたらどうだ(^^)」 「うるせえよ(怒)てめぇなんかすぐに倒してやるよ(怒)」 「無駄な事を(笑)」 政岡は笑いながら攻撃をして恭晃を追い詰めた。
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