第一章

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私は自分のベッドに腰掛けた。そのままなんとなく上を見る。 私は……、恵まれている。 広大な土地に大きな屋敷。使用人までいて、自分の部屋は十分過ぎるほどに広い。 それなのに私は……。 コンコン……。 私が思考の海に溺れそうになっていたとき、ノックの音が聞こえてきて我に返った。 「はい」 「僕だけど。少し聞きたいことがあって……。入ってもいい?」
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