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不安ばかりが募る
悠奈の『しにたい』は重い
やっぱり電話した方がいいな…心の中で呟く。
【大丈夫か?姫…】
『うん。なんとか…』
【何があったの?】
『なんか友達の彼氏がベタベタしてきてやだぁ…気持ち悪い』
【あとちょっとだ。すぐ会える。心配すんな。大丈夫。】
『うん。友達と話しながら待ってる。』
【悠奈…手を出して。】
『えっ?』
【いいから手を出して。握っててあげたいから】
『?』
【イメプ。笑】
『ちょwww笑』
【そのまま離すなよ。】
『…』
【また後で】
磐田で遊んでいるメンツは、悠奈と仲の良い女の子とその女の子の彼氏と悠奈の3人
良いお姉さん役をしている悠奈なのだから、仲間外れはあり得ない。
よほどの事がない限りここまで気持ちが落ちるハズのない悠奈。
この状況下で自分を責めたくなる気持ちになる事と言ったら一つしかない
何らかの理由で友達が席を外した際に、彼に何かされたのだろう…最悪のケースを想定しつつ車を走らせる
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