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「…そりゃぁ私だってそれだけを気にしている訳じゃないわよ。一番気になるのは…」 帰宅後、私はベッドの上にあるぬいぐるみを抱きながら鏡をみた。 (私の事いらなくなったのかな…私の事嫌いになったのかな…あの時はそれを聞くのが恐くて逃げ出してしまったけど、本当に好きじゃないって…) 私はそんな悲しみの次にフラレた後にアイツ…小林に言われた言葉を思い出して一気に苛立ちへと変わった。 「そんな事わかってる!!…まったく今日は彼氏にフラレるし、小林とかいう嫌な奴と日直だし…嫌な日!…あれ?何か忘れてるような…」 翌日…職員室に呼び出された私は忘れていたモノを思い出した 『やり直し』 担任から再び日誌を受け取った私は小林を睨んだ。 「日誌くらい気を利かせて出してくれてもいいじゃない…」 『ふん。先に帰ったのはどっちだか』 「何よ!」 私はまたコイツと日直すると思うと頭痛がするのだった…。
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