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放課後、外はあいにくの土砂降りの雨。
私はこれから来るある人を濡れながら待っていた。
『あ、お前また日誌…』
小林がずぶ濡れの私を心配そうに、または怒っているかのような口調で駆け寄ってきた。
「あ…ごめん。でも今日は逃げた訳じゃないの。元彼にフッた理由を確認してきたんだ。そしたら…」
『言うなよ。どうせ言いたくないんだろ?』
なんでわかってしまうのだろう…
「どうしてそう…考えてる事がわかるの?顔に出てるとか?」
自分で言っておきながら悔しい気持ちになった。
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