終章ー咎人の剣ー

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城の中で一人涙を流している青年がいた。 目の前には先程まで生きていた男とそれに覆い被さるようにもう一人の女性の亡骸があった… 「……俺にはもうなにも残されてはいない… 愛する人も…守るべき国も…信じるものも…」 カチャリ… 彼は鞘に納められた剣を抜き天へと掲げた。 剣に装飾されている7つの宝石が黒く妖しく光り出した… 彼の頭には今まで歩んできた道が鮮明に甦っていく
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