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いつも通りに続く日常。それが何万年と続く現実―――……。
気が狂いそうなほどの海の青。何年もかけて赤茶けていく、大地。アリの子のように群がる人間――…。
私でなければ、狂っていただろう。
だって、そう―――……。
私は人間を憎み続けたのだから。
私は地球と違い、人間を愛おしむ気持ちは無い。
だから私は何万年と続く現実(にちじょう)を見続けられた。
―――いっそ、気が狂った方が楽だったかもしれない……。
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