ゲームスタート

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いきなり美男子が笑いだした。 何コイツι 頭おかしいんじゃないの?(失礼) 「なんなの?」 「お前顔だけで好きにならないんだよな?」 「そうだよ」 「じゃあゲームしねぇ?」 「ゲーム?」 首をかしげる。 「そう。めちゃくちゃ簡単なゲームだよ。俺かお前、どっちかが惚れたら負け」 「どう言う事?」 「だから、相手を惚れさせれば勝ちだよ。どう?やる?」 美男子が妖しく笑ってる。 相手を惚れさせれば勝ち。 あたしが美男子を惚れさせる? そんな事出来るの? 「やめてもいいんだよ?弱虫チャン」 美男子の言葉にキレた。 弱虫チャンだって? ふざけんな。 「上等だ!!挑むところよ!!」 「そうこなくちゃ(妖笑)」 美男子はあたしに近づいて耳元で「俺は柳瀬 和也(やなせ かずや)。お前は?」って聞いてきた。 だからあたしは睨んで「松浦 蘭」と返した。 これから、あたしの危険な恋愛ゲームが始まる。
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