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転校初日から遅刻は嫌だぁι
もう死にもの狂で走ってたら曲がり角から人が出てきた。
ヤバイ!!
「危ない退いてー!!」
あたしの声は虚しく響き、曲がり角から出てきた人とぶつかってしまった。
-ドーンッ-
「いったぁι」
「いってぇ(怒)」
痛い(泣)
膝すりむいた。
あたしは頭を抱えてる人に近づいた。
「あの、すいませんι大丈夫ですか?」
本当に痛そう。
あたし悪い事しちゃったなぁ。
よく見ると、今日あたしが転校する学校の制服を着ていた。
しかも男子。
あたしは手をさしのべた。
「すいませんι」
そう謝るとその男の子が顔をあげた。
うわぁ///
めちゃくちゃ綺麗!!
こんな綺麗な顔の人がいるんだ。
でも………。
「大丈夫なわけねぇだろ!?ふざけてんじゃねぇぞ!!」
あたしの手を払い除け、そう言って去って行った。
ほらね。
ああ言う顔がいいヤツに限って態度悪いんだよ!!
漫画みたいに
「うん、大丈夫だよ?僕こそごめんね」
って言うわけないんだよ!!
(少女漫画読みすぎ)
あいつ意味不明!!
あいつにだけは会いたくない。
その思いで学校に向かった。
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