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「あれは去年の事だった。あたし去年まではまだ許せてたの。別に調子乗ってようが何でも良かった。だけど事件は起きたんだ。あたし、その時格好良いって騒がれてた人に告白されたの」
「良かったじゃん」
「問題はここから。そいつ、あたしになんて告白したと思う?」
「さぁ?別に興味ないから」
「そいつはこう言ったの」
「おーい。聞いてますぅ?」
「『俺って結構モテるし?俺に告白されるなんて名誉な事だろ?まして、付き合えるなんて超ハッピーじゃん。だから俺と付き合った方がいいと思う』だよ!?有り得なくね!?」
「いや。切実にどうでもいい」
「あたしはもちろん振ったさ!!調子乗ってんじゃねぇって!!そしたら、『俺の事振ってんじゃねぇよ!!ブス!!』って去って行ったの!!これってひどくね!?」
「いや。もう本当にどうでもいい話しだから」
「あたしは学習したの。顔がいいヤツに限って性格悪いって!!それは今朝にも思い知らされた」
「ふーん。良かったじゃん」
「良くねぇよ!!てかお前だよ!!お・ま・え!!」
あたしは美男子のデコに指をつけてやった。
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