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さて、ではいよいよチルノチームの出番です。
今は小傘が野菜を切っている…のだが。
「それ!それ!」
スダン!スダン!
…包丁を振り上げては勢いよく振り下ろすを繰り返していた。
もし指がそこにあったら…間違いなく飛ぶぐらいの勢いで。
「こ、小傘さん!?その切り方は危ない!」
慌てて小傘を止める氷太。
そして正しい包丁の使い方を教えると、小傘はちゃんと包丁を扱う事が出来た。
やれば出来る子なんですね。
一方のチルノは大量の卵を解き、すぐにでもオムライスに使えるように準備し終えていた。
「こっちは終わったよ!」
「早い…。」
「セリアの手伝いしてたからね!」
「チーちゃんさすが!」
『なかなか手際がいいですね。』
『これは期待出来そうです!』
『あとは焼いていくだけのようですが…大丈夫でしょうか。』
『私の情報によると氷太さんは半妖になった為に熱にはあまり強くなくなったらしいのですが…あのメンバーだと氷太さんがやるしかないようです!ここが正念場であり見せ場です!』
射命丸の言う通り、チルノはセリアの手伝いをしてはいたもののまともに料理などした事はない。
勿論小傘は論外。
そうなるとここからは氷太が頑張るしかない訳だ。
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