21章:取り戻した絆…異変後の大宴会!

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進行役の二人はさて置き、各チームの様子を見ていきましょう。 まずは大妖精チームから。 「さて…まずは普通にカレーを作っていけばいいのかな?」 「う~ん…そうだね。とりあえず普通に作っていこうかな…。」 「私は何をすればいいのだ?」 「材料切れる?」 「適当でいいか~?」 「…切るのは私がやるね。」 「そ~なのか~。」 『セリアさん恐い…セリアさん恐い…セリアさん恐い…。』 『あ、文様…聞こえてます…。』 『はっ!?な、何でもありません!何でもありませんよ!え、えっと…どうやら大妖精チームはカレーを作るようですね。』 『その様ですね。ルーミアさんが食材を洗って、大妖精さんが切っている様です。』 『リグルさんは…鍋を火にかけてますね。食材を最初に軽く炒める様です。…あ、ルーミアさんが生肉を食べてますね。』 『美味しそうです。』 どうやら大妖精チームの出だしは、ルーミアが生肉を食べている事以外は好調な様だ。 食材を最初に軽く炒めて下準備をし、そこに水を入れていく。 そしてここで…。 「…みんな覚悟はいい?」 「…ここまできたら退けないかな。」 「ドドンと行くのだ~!」 「…えい!」 ドサッ! 『あやや?今…何を入れたんでしょうか?』 『…大量の【砂糖】に見えました。』 『…さ、砂糖…。』 そして更に…。 「いっけぇぇぇぇ!」 『…今度は【ハチミツ】です。』 「わは~!」 『…【チョコレート】。』 「これで…終わり!」 『…【サッカリン】…ってこれは何でしょうか?』 『…よく分かりますね。』 『ラベルが貼ってありますので。』 「…これ本当にカレー粉入れるの?」 「…虫とかが喜ぶ臭いが…。」 「カレー粉なのだ~。」 「「…あ。」」 ポチャン… 『…カレー粉が投入されました。』 『…さ、さぁ!大妖精チームはカレー粉を入れた!これは完成間近か!できれば終わって欲しいところ!』 もう突っ込まず、実況に専念しよう。 そう考える射命丸だった。 一方、カレーを作った大妖精とリグルは…もはや何も言うまい。 そしてルーミアはトドメと言わんばかりにカレーの中にチョコレートを追加していた。
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