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ぐつぐつと煮えてきたカレーという名の激物。
周囲には…カレーだったら有り得ないような甘い香りが…。
「…味見…するの?これ…。」
「…ルーミアどう?」
「お~味見なのか~。」
大妖精は子皿にカレー(?)を少し入れ、ルーミアに手渡す。
そして…。
「頂くのだ~。」
ごくっ…
「…どう?」
すると…さっきまであれだけ元気ハツラツとしていたルーミアが…うつむき、無言になった。
そして小声でぼそりと…。
「…オイシイノダ~。」
と呟くと食材の山へと歩いて行き、そこで生肉を食い散らかしていた。
「…無事出来たね。」
「…うん。」
「「ルーミアをも鬱にさせるカレー(激物)が。」」
『ど、どうやら完成したみたいですね!やったね!大妖精チーム!もう勝負は見えたよ!』
『…やめて下さい。』
『で、では次は三妖精チームを見ていきましょう!』
『…せめて普通な食べ物だといいんですが…。』
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