勇者として出来る事

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「えへへ・・・」 「それより、剣が手元に無いのによく使えたね」 「あ、確かに」  離れてても勇者の剣の声は聞こえてたし、魔力も貸してくれた・・・でも、何でそんな事出来たんだろう? 「魔王様ー・・・そろそろ出して下さいー・・・」 「ああ、ごめん今出すよ」 「あぅぅ・・・剣を取りに行きたくても動けないよぅ」 「じゃあ僕がそこまで運んであげるよ」 「うん♪」  あれ、取ってはくれないんだ…あ、もしかして勇者にしか持てないのかな? 「はぅぅ・・・」 「どうしたのユーリ?ベッドに大の字になって」 「あ、ルカお兄ちゃん。身体が全く動かせなくて一生懸命頑張ってたの」 「結局動かなくて可愛いため息吐いてたと」 「あぅぅ・・・」  そこを見られちゃったんだ・・・恥ずかしい・・・ 「まあ、多分魔力切れによる反動だろうね。魔力が回復するまでは我慢しないとね」 「うん・・・じゃあ今日一緒にお風呂入ろうよ♪」 「何でそう至ったかすごい気になるけど良いよ」  やったぁ♪今日はルカお兄ちゃんとお風呂に入れる♪ 「それじゃ早速・・・」 「あ、ごめん今からはちょっとやる事あるから終わったらね」 「うん」  お仕事なら仕方ないね…ただ、何のお仕事だろう?
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