1人が本棚に入れています
本棚に追加
「ありがとうルカお兄ちゃん♪」
「うん、それじゃ行くよ。彼の者に我が魔力を分け与える・・・マジックギフト」
「ふわぁ、何か身体がポカポカする」
「魔力が入ってきてる証拠さ」
魔力って暖かいんだぁ。何かすごい。
「ん、動く♪」
「それじゃ行こうかユーリ。ただ気を付けてね、今から鎮めに行く魔物は誰彼構わず襲うから」
「分かった、自分の身は自分で守るよ!」
「いい返事だね」
さすがに攻撃は出来ないけれど、守るだけなら傷付けないからね。
「グオォォォ!」
「ルカお兄ちゃん、自分の身守れないかも・・・」
この魔物さん、ギルさんより大きいよぅ・・・
「まあ、こいつはベヒモスって種類の魔物の王、キングベヒモスだからね・・・傷付けないとか考えない方が良いよ?」
「うぅ、仕方ないけど分かった・・・」
「じゃあユーリ、さっさとこいつを止めようか」
「うん!」
今回だけは、傷付けちゃうけど許してね・・・
「オォォォォ!」
「重力の鎖よ、我に仇なす者を束縛せよ。グラビティ・チェーン!」
「オォ!?」
「ユーリ、魔導書貸してあげるから炎属性の魔法を何か唱えて」
「う、うん!えーと・・・大地に眠りし灼熱の業火よ、火柱となりて敵を穿て。プロミネンスアロー!」
「ガァァァ!!」
うわわ、火柱が魔物さんを包み込んじゃったよぅ!
最初のコメントを投稿しよう!