勇者として出来る事

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「おお、まさか上級魔法が使えるとは」 「ええ!?これ上級魔法だったの!?」 「あ、何も知らずに唱えたんだ・・・」  上級魔法だって知ってたら多分唱えてないよぅ。 「グゥゥ・・・」 「流石に一発じゃ倒れないとは思ってたけどほぼ無傷か・・・仕方ない」 「あれをほぼ無傷・・・キングベヒモスって相当強いんだね」 「厄介だよあれは。召喚魔法・神斧バハムートティア!」  斧が出て来た!さっきのイージスと同じ召喚魔法かな? 「ガァァァ!」 「一撃必倒・・・天誅斬!」 「オォォォォ!?」 「す、すごい・・・」  あんなでかい図体の魔物を斧一振りで倒しちゃった・・・ 「さあ、キングベヒモス。これに懲りたら暴れるんじゃないよ」 「グゥゥ・・・オォォォォ!」 「ルカお兄ちゃん危ない!」 「おっと!助かったよユーリ」  ふう、良かったぁ・・・でも、あれでもまだ動けるなんて・・・これをやるしかないかな。 「うん♪勇者の剣、力を貸して」 [もちろんです我が主] 「・・・古より世界を照らす聖なる光よ」 「勇者専用最上級魔法・・・」  これなら多分、キングベヒモスを止められるかもしれない。 「グゥゥ・・・グオォォォ!!」 「しまった・・・!」 「我が力となりて・・・!?」 「グァァァァ!」 ザクッ! 「あぁぁ!?」  詠唱が止められ・・・いや・・・それより肩が・・・!
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