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「回復、回復・・・」
「何してるんだいルビィ」
「回復魔法を覚えていないので探しているんです」
「仕方ないな、エンシェントヒール」
これで何とか傷が塞がって・・・
「・・・傷が塞がらない!?」
「しまった、キングベヒモスの牙は魔法を無力化する力があるんだった・・・」
「じゃあその力がユーリの傷口に移ったって事ですか!?」
「そうだね・・・カノンなら多分何とか出来るかもしれない」
「なら・・・すぐに行こうルビィ・・・」
「はい!」
段々意識が・・・遠退いて・・・
「ん・・・」
ここは・・・ルカお兄ちゃんの部屋?という事は途中で意識を失っちゃったんだ・・・
「ユーリ!良かったです・・・」
「後もう少し治療が遅れてたら危なかったかもだったよ」
「間に合って良かったよ」
「ルビィ、カノンお姉ちゃん、ルカお兄ちゃん・・・」
「気分はどうだいユーリ」
「ん、もう平気♪ありがとう皆、心配かけてごめんね?」
「いえ、無事ならそれで良いんです」
あ、そういえばキングベヒモスはどうなったんだろう?
「うん。ねえねえ、キングベヒモスは?」
「しっかり言い聞かせて食べ物あげといたよ」
「そっかぁ♪」
「それにしてもユーリちゃん怪我治ったばかりなのにまた怪我しちゃったね」
そういえばそうだった。僕ってそういう運命にでもあるのかなぁ?
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