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「えへへ、そうだね。僕って怪我しやすいのかな?」
「いや、怪我しやすいというか厄介事に巻き込まれやすいんじゃないかな?」
「ユーリの嬢ちゃんは厄介事に首突っ込むタイプじゃねえか?どっちかっつうと」
「ああー、言われてみれば」
「そうかなぁ?」
『そうだよ(だな)』
ふぇぇ、何か皆に言われたよぅ・・・
「なら私が守ります。これ以上はユーリに危害を加えさせません」
「そういえばルビィ、君って神剣なんだよね。融合能力はあるの?」
「魔王様、融合能力って何ですか?」
「人の形をした神剣と主が融合して主の力を高める能力さ」
「またの名をユニゾンと言います。出来ますよ」
僕とルビィが融合・・・?一体どうなるんだろ、気になる・・・
「じゃあ試しに融合してみようよルビィ」
「分かりました、それでは一緒にこう呟いて下さい・・・クロス・ユニゾンと」
「分かった、じゃあ・・・」
『クロス・ユニゾン!』
カッ!
「うわ、眩し!」
ふぇぇ、力が身体の底から溢れてくる感じがするよぅ・・・あれ、いつの間にか右手に剣のルビィが。
「髪の色が、長さが、服装が変わってるー!」
「勇者っつうか聖騎士だなまるで」
「鏡見せてー!」
「はい」
「ふぇぇ!?髪が緑から銀色に変わってるよぅ!しかも腰まである!」
これが融合した僕とルビィの姿・・・何かカッコいい♪
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