勇者として出来る事

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「ユーリ」 「ルカお兄ちゃん♪」 「お風呂の支度は・・・出来てるね、それじゃ行こうか」 「うん♪」 「ふわぁ・・・」  お風呂が気持ち良くてまた眠くなってきちゃった・・・ 「ユーリ、お風呂で寝たら危ないよ」 「うん・・・」 「身体洗ったら出ようか」 「そうする・・・」  でも眠すぎて動けないー・・・ 「ほらユーリ、しっかり・・・」 「・・・?どうしたのルカお兄ちゃん」 「いや・・・今日一日で生傷が多くなったなって思って」 「うーん・・・仕方ないよ。勇者なんだからこれ位気にしちゃ駄目なんだよきっと」 「僕がしっかりしてればこんなには増えなかったんだけどね」  別に気にしてないんだけどなぁ・・・それに真面目に旅してたらもっと傷だらけになってたと思うし。 「大丈夫だよルカお兄ちゃん♪この傷は勇者として成長してる証拠なんだから」 「・・・あはは、ユーリは前向きだね♪」 「うん♪」 「よし、それじゃ身体を洗おうか。傷が痛んだら言ってね?」 「分かった♪」  ルカお兄ちゃんも思い詰めたような顔からすっきりしたような顔になって良かった♪
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