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「そうでしたか・・・私がユーリの神剣、ルビィです。しかし・・・我が主が風邪で苦しまれているというのに私は寝呆けて・・・」
「気にしないでルビィ・・・きっと昨日融合した時に疲れて寝過ぎちゃっただけだよ」
「ユーリ・・・ありがとうございます」
「神剣って言うからもっと凛々しくて厳しいと思ってましたけど意外と涙もろいんですね」
確かに・・・まさかこれだけで泣いちゃうとは思わなかったよぅ。
「私はそんな凛々しくも厳しくもないです。ただ主と居られればそれだけで良いんです」
「そうですか、それは良い事です♪」
「じゃあせっかくだしユーリにご飯食べさせてよ」
「はい、分かりました。ユーリ、あーんして下さい」
「あーん・・・」
パクッ
「うっ・・・」
少し喉に通しただけで吐き気が・・・
「ユーリ!?」
「どうやらユーリちゃん気持ち悪くなっちゃったみたいですね」
「ごめん・・・これ以上は食べられそうにないよぅ・・・」
「仕方ないさ。でも薬は頑張って飲んで」
でないと治る物もいつまで経っても治らないもんね・・・頑張って飲もう。
「うん」
「はい、薬」
「ふぇ?ゼリーだよ?」
「中に入れたのさ。苦くないように」
「そんな気配りをするとは・・・流石ですルカ」
「ありがとうルカお兄ちゃん・・・♪」
これなら楽に飲めそう♪本当はお薬あまり嫌いじゃないんだけど、言っちゃうとルカお兄ちゃんに悪いしね。
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