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「それ飲んだら寝ろとは言わないけど、横になってようね」
「うん」
「では私は今の内にユーリのタオルを冷やしておきます」
「助かるよルビィ」
「魔王様、私はちょっと出掛けてきますので後は任せましたよ」
「分かった、気を付けてねカノン」
ふぇぇ、皆に迷惑かけちゃってるよぅ・・・
「ごめんね皆・・・」
「何を謝ってるんだいユーリ。元々は僕が振りまいた種なんだ、気にしなくて良いよ」
「そうですよユーリ」
「うん・・・」
「そうだユーリ、何かしようよ。差し支えない程度で」
とは言ったものの、風邪引いてる時にやる事なんて分からないよぅ・・・
「何をされるんです?」
「何かない?フレア」
「私に振られましても・・・絵本とか読んであげたらどうです?」
「絵本か、愚痴った割には良い案を出すね」
本当にね。振られて瞬時に出るなんてフレアお姉ちゃんすごいなぁ。
「それで、肝心の絵本はどこにあるんですか?」
『・・・』
「無いんですね・・・」
「え、えと、無理に何かしなくても大丈夫だから・・・僕少し眠くなってきたし・・・」
薬が効いてきたのかどうかは分からないけど急に眠気が襲ってきた・・・ふぁぁ・・・
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