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管理人は陽奈を階段を上がってすぐの、白がベースで金色で装飾を施された扉の前まで連れてくると
「それでは、陽奈さんの担当になる方をお呼びしてきますので、先に入って待っていて下さい」
と言って扉を開けた。
「担当……?」
陽奈はつい先ほども聞いた担当という言葉に反応する。
「はい、ここではお客様1人に対し、1人担当を付けさせて頂いています、何人ものお客様の悩み相談を一辺に受けるのは、色々と失礼ですから」
そんな陽奈に対して管理人は丁寧に教えてくれた。
「そんなものですか?」
「そんなものなんです」
管理人はにこっと笑った。
「さぁ、部屋にどうぞ」
「どうも……」
管理人に促され陽奈は
1人部屋に入ると、白いソファーに腰をかけた。
「うわぁすっごいフワッフワッ」
「では、すぐ呼んできますので」
管理人は陽奈がソファーに感動しているのを見て微笑んだあと
ゆっくり扉を閉めて部屋をあとにし、陽奈の担当を呼びに行った。
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