もしも難易度が『プロ級』だったら…。

プロローグ

レストはショートソードを持つが………。

レスト「…………あれ。」

ショートソードが手の平からすっぽ抜け、床に落ちてしまう。

レスト「おかしいな……。」

レストはショートソードを拾う。

レスト「！？……えええ！？……ショートソードって、こんなに重かったっけ！？」

レストは、フラフラになりながらにも、片手剣であるショートソードを両手で不器用に持ち上げた。さっきまで兵士に対して華麗な剣技を披露していた身軽さは、どこにいったのだろうか！？

グリモア「ガアアアアアア！！」

レスト「（！？……反応できな……！！）」

バキィ…………！！

レスト「がはぁ…………！！」

レストは、剣を手放し、グリモアの尻尾にたたき付けられて、飛行船から空へと放物線を描く様に落とされてしまった。

レストは気を失ったまま、空から地面へと落下していった………。