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セルザウィード「はぁ………どうしたものか………。」
とある街の王宮。
その広間には、深緑色の巨大な竜が居座っていた。名前はセルザウィード。街の象徴であり、街に住む皆にとっての守り神として崇拝されている。
セルザ「ふぅむ………時間の問題じゃな………。」
静かな広間にポツンと居座っている竜は、なにやら一匹で悩んでは首を振り、ため息をついていた。
その時。
ガンッッッッッッッッッッッッ!!!
セルザ「あがぁあ!!?」
セルザの後頭部に凄まじい衝撃が響いた。
セルザ「が、ぐ、(し、舌かんだああぁ~~!痛った~~!)」
セルザは何事かと辺りを見回すと。
セルザ「ん!?」
目の前の床に倒れ伏していた、人間に目が止まった。
セルザ「………こやつ、空から降ってきよった……?……寄りにも寄ってわらわの頭上に……。」
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