プロローグ2

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小心なセルザウィードは、この死体をどのように証拠隠滅しようか試行錯誤をした。 レスト「……………ん。」 セルザ「む…………?」 セルザは、倒れている青年に目を向け注視した。 レスト「………………がはっ!………ごほぉ……!?」 セルザ「ぉおお!!生き返ったか!!」 自分の腹を押さえながら、ひたすらに血ヘドを掃きつづける青年。 レスト「ぐぅうううああぁ……お腹が……お腹が……ちぎれそうだ……。」 セルザ「(こやつ、腹部からモロ落ちて、失神しておったのか……。)」 レスト「………う…。」 バタッ。 セルザ「な、こ、これ!しっかりせんか!おい!」 セルザは再び回復魔法を唱えた。 レスト「………う……こ、此処は…………?」 セルザ「ふぅ……一時はどうなるかと……。」 竜は安堵し、再び青年を見下ろす、 うすいラクダ色の髪に、精悍な顔立ち。 少々あどけない、おろおろとした表情が、彼を幼くみせた。
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