プロローグ2

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青年は口を開いた。 レスト「……………僕は…………誰なんだ…… 」 セルザ「な、なんじゃと!?」 レスト「へ?……うわああ!ド、ドラゴンが喋った!!?」 ヴォルカノン「セルザウィード様ーーー!!やはり私め心配で戻って参りまし………………はっ!!?」 竜の間に、さきほどの年輩の逞しい執事が走って入りこみ、異変に気付く。 レスト「あ!(こ、今度は誰…?執事の格好してる…?)」 ヴォルカノン「賊!?」 ドゴオオォォン……!! レスト「がふぅあ……!!?」 ヴォルカノンは、間髪入れず侵入者の間合いに飛び込み、肘鉄(エルボー)を青年の溝(みぞ)に撃ち込んだ。 セルザ「があ!?(は、腹を……!……せっかく回復させたのに……!)」 ヴォルカノン「恐れいったか賊め!我らがセルザウィード様に付け入る不届き者は、この吾輩が許さんぞーーー!」 レスト「……がくっ………。」 青年は、再び大量の血を吐いて倒れた。 ヴォルカノン「!!?……み、みねうちの筈が………!」 セルザ「ヴォルカノン。」 ヴォルカノン「はっ。セルザウィード様。この者は一体……?」 レスト「……………(失神中。)」 セルザ「………我にも存じぬ。」
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