2日目・朝

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ヴァルゴ「……おい」 アリス「う~ん……ZZZ」 ヴァルゴ「おい起きろ人質、朝だz」 アリス「あはぁっ、だめっ、そんっ、なにっ、したらっ……ああっ、おかしくなるぅ……おかしくなる、からぁ……はあんっ♪」 ヴァルゴ「………(プルプル)」 囚人たち「ヒイィィィィィィ…」 囚人B「まずい…! 監獄一風紀に厳しいヴァルゴさんが、 アリスちゃんのエロい寝言を聞いてキレかけている……!」 囚人C「ああ、せっかく機嫌良かったのに…!」 囚人D「一体、アリスちゃんはどうなってしまうんだ………?!」 ヴァルゴ「な、何故だ……! こいつのこのふざけた寝言を聞いたら、 無性にこいつのケツを思い切りぶちまくりたくなってきた……! 一体、どうしたのだヴァルゴ……! 昨日と同じように、ただおぼんで頭をぶっ叩いて起こせばいいだけだというのに……! なんだこの感じは……!」 囚人たち「えっ」 アリス「ああんっ、だめっ、そんなぶっといのっ、こわれちゃうっ、あっ、だめっ、 アッーーー!」 ヴァルゴ「ぐああっ……! 駄目だ、このままでは、こいつを殺しかねんっ! ……そうだヴァルゴ、お前は疲れているんだ、そうだ、最近書類整理やらバカ共の世話やら何やらで、あまり寝ていなかったじゃないか、 よし、寝よう、もう一度寝よう、そうしよう、 お前ら、朝飯はそこに置いとく、後は勝手に食っておけ、昼飯についてはシグリッドに頼んでおく、 じゃあな……!」 ギイィィィィィ、バタン……! コッ、コッ、コッ、コッ、コッ…… 囚人A(もしかして、 ヴァルゴさん、実はドS体質……?) 囚人B(ああ、確定だな……あの動揺っぷり…) 囚人C(俺、あんなにパニクってるヴァルゴさん初めて見た……) アリス「あぁ……んっ、 はうっ!ふぅ……。 ふあぁ~、よく寝た…。 あれ、みんなどったの?」 囚人「あ、アリスちゃん、これ、今日の朝ごはん。 きょ、今日はヴァルゴさん、た、体調が優れないらしくて、ちょっといつもより遅くなるって……(苦笑)」 アリス「ふーん、そうなんだぁ。 なんか意外、あのヴァルゴが体調不良なんて。 こんなに清々しい朝なのに~♪」 囚人たち「あ、あははははは……(苦笑)」 つづく
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