歪んだ世界と歪な僕。

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暗い。 暗い、暗い、暗い。 目を開けると涙で歪んだ世界が見える。 嫌いな世界。 好きだった世界。 きっと、もう二度と好きにはなれない世界。 学校と逆方向に歩きながら、そんなことを考える。 夜だというのに明るいことに苛立ちを覚える。 きっと僕がいるべき世界は 僕の存在が許されている世界は あの暗い暗い世界。 この世界ではない。
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