歪んだ世界と歪な僕。

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―ふわり。 彼女は、地面に横たわる少年の横に前触れもなく現れる。 髪を揺らめかせて無表情のまま、少年を見下ろす。 ふわり、ふわり。 ふわり、ふわり。 暫くすると少年に背を向け、歩き出す。 ―ふわり。 振り返ることもせず、 彼女は暗闇の中へと消えていく。
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