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シンはそうかと言うと、犯人に向かっていった。
「おい、その女性を離せ」
「だっ誰だお前は!!」
「俺はラフコフ所属の炎帝だ」
「えええ炎帝!!??いいいつもは姿を見せないあの炎帝!?」
影が薄いだけだろ。…頭も薄くなってきたけど。
「へへへ平常心だ!おお俺!!」
もちつけ。
「あ~っ!!もう金なんかどうでもいい!!死ね死ね死ねー!!」
犯人は死ねと言いながら魔法を乱射している。
今度はギルドと人に向けて撃っている。
「全員死ねばいいんだ!ファイアーアロー×41!」
41って微妙すぎんだろ。
ファイアーアロー×41の内、36本くらいはシンが炎魔法で打ち消している。
残りの5本の内、4本は壁に突き刺さっている。
最後の1本は俺の方に向かってきている。
……………ん?俺?
ヤバくね?ここで魔法を使うわけにはいかないし、どーしよ?
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