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「生まれましたよ!玉のような赤ちゃんです!」
…いまの声は誰だ?そしてここは何処だ?
「あなたは私の子どもよ。生まれてきてくれてありがとう」
目の前の女性は微笑みながら言うと、俺を抱いた。
そうか。俺は転生したんだ。
そしてこの女性は多分、俺の母親だ。
俺が一通りの推理をし終えると部屋の扉が開いた。
「生まれたのか?」
「はい。かわいい我が子ですよ」
母は俺を男性に渡した。
「おぉ~!目元がサーナにそっくりだ!」
男性は俺を抱き、愛おしそうに俺を見ている。
「ふふっ。目元が私で、鼻筋や口元はシンさんに似ていますね」
男性は俺をベッドにそっと寝かせると、二人で笑って俺を見ている。
この男性は父親かな?
確か、母がサーナで父がシンだっけ…
眠くなってきた…。お休み…母さん、父さん…
俺はそのまま眠りについた。
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