~刹那、外史にむかうのこと~

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「あの、どうかしたのですか?」 いきなり黙り込んだ刹那を心配してしたから覗き込む桃香。 「いや、なんでもない。みなが無事でなにより、それじゃ俺はこれで」 「ちょっとまってください!」 ぐい! 「ぐっ!なんだ。まだ何かあるのか」 立ち去ろうとしたのに突然腕を掴むものだから危なく倒れるとこだったぞ 「あの、貴方は“天の御使い様”ですか。」 突然言われた天の御使いという言葉に疑問をかんじた 「劉備よ、その天の御使いとはなんだ。」 「それは、ある占い師の予言なのですが。」 そこで、劉備がある占い師の予言について語った ~世が乱れ、負の氣が覆いし時、天より流星にのりし黒き衣を纏しものが舞い降りて世を平定する光を与えるだろう。~ 「という予言をしたのです。」 「つまり、劉備達はその予言通りに流星が落ちた場所に向かっていたが賊に捕まり、そこに助けに来た俺。黒い衣を着ていたということから俺が天の御使いと」 なんだか、ずいぶんすごい立場になってきたと思う刹那
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