悪魔のフェータリズム

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王子は意を決し、 光溢れる穴へと歩を進めました。 そして耳鳴りを堪えながら 穴をくぐり抜けました王子は、 驚きのあまり息を呑みました。 それというのも、 穴を抜けた先には、 この世のものとは思えないほど 美しい世界が広がっていたからです。 美しい泉を中心に広がる、美しき花々。 花畑の中央で 美しい果実をつけている一本の木。 よく見ると泉の傍には花を摘む ひとりの少女がいました。 .
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