42/44
前へ
/161ページ
次へ
「涼ちゃーん、寒ーい」 「…………」 あの後 すぐ寒いから早く帰りたいとか言われ 散々粘ったのは恵里佳のくせに 帰宅が4時を過ぎたことが どうやら予想外だったのか、不満そうだった。 もう、4時半だ。 早く寝かせてくれ。 眠いし 何度も言ったように 俺はテストが控えてるんだ。 「ふぇっくしゅ」 「………38度5分」 「寒いよぉ」 帰ったら 恵里佳は、めっちゃ熱くて。 それもそのはず 熱を出してしまった。
/161ページ

最初のコメントを投稿しよう!

31人が本棚に入れています
本棚に追加