インスピレーション:アライヴ~黄金の太陽~

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明依(メイ)はセミロングの髪を束ねどこにでもいるごくごく普通の女性。 このヘンテコな菓子をよく買っていた為か太陽のマークが3枚揃う。 抽選とはいえ折角揃ったので送る事にした。 それからしばらくたつ。 一人暮らしをし始め仕事も決まり仕事の初日が終わり帰宅。 部屋の鍵を開け様として鍵が閉まる。 今朝きちんと閉め確認したはず…。 そう思いもう1度鍵をまわし部屋の中へ。 部屋を見た瞬間真っ青になる。 部屋は荒され無茶苦茶。 空き巣にあったのだ。 実は先日、黄金の太陽箱が届きまだ中身を見ていない。 期間限定発売で抽選で当たる品。 かなりレアなのだろう。それを帰宅後中身を見る予定だった。 だがその箱が無くなっていた。 空き巣にあったから警察に連絡しようとしたら突然見知らぬ青年が入ってきた。 空き巣の次は何!?と恐怖を感じた。 青年は 「能力者の気配がする警察に連絡するのはちょっと待ってくれ」 「俺は椎葉(シイバ)。…盗まれたのは?」 「黄金の太陽箱」 「あぁなんかマーク集めて当たるアレか?」 「…はい。」 「奴らはまたなんでそんな物を訳ワカラン。」 「奴ら??」 「まぁいいや。取り返してやっから待ってろ。」 椎葉は 「ヤ・ツ・ラ・を・サ・ガ・セ」と唱え言葉が形をなしどこへともなく消える。 不思議な力にあっけにとられる。 もう1人椎葉と同じ位の青年が現れる。 「雪火!」 「何やってんの椎葉?今試験中…ん?奴らの気配?!」 「そこの女性の家が奴らに荒されたみたい」 椎葉と雪火が奴らについてボソボソと話している。 明依は2人に 「あの…箱まだ開けてないんです。中身が何なのか…」 「開けられる前にギャフンだ!」 見た目少しロン毛で草食っぽいのに意外と熱血な椎葉。 肉食っぽいのにおとなしい雪火。 「絶対取り返すから…あんた名前は?」 「明依です。」 「んじゃ明依!くれぐれも警察には言うなよ!後、超能力も内緒な!」 そう言うと彼らはどこかへ行ってしまった。
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